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自動ブレーキ義務化!搭載率アップで急加速事故はなくせるのか?

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アクセルとブレーキを踏み間違えることによる事故が後を絶ちません。
そこで国は自動ブレーキの搭載率を上げるための義務化の動きが始まりました。
自動ブレーキの義務化の動きが加速するのはいつからなのか?
いくつか公開されたニュースを纏めてみました。

 

自動ブレーキの搭載率アップへ義務化の動きについて

2016年はほんとうにアクセルとブレーキを踏み間違えて病院に突っ込むとか子供の列に飛び込むというニュースがたくさん報道されましたね。

実際は毎年事故の件数はそれなりにあったんでしょうけど、悲惨な事故をきっかけに同種の報道が増えたっていうのが正しいのでしょう。

 

実際2017年に入っても同種のニュースがありますしね。

アクセルの踏み間違いって意外と高齢者だけの問題ではないんですよね。

高齢者の場合は認知症だったり持病だったりすることが多いのが実際のところ。

40代でも50代でもアクセル踏み間違いの事故はあるものです。

つい先日にもこんなニュースがありました。年齢は38歳とまだまだ高齢者ではないようですし。

 

接骨院に車突っ込む…柔道整復師が重傷 女性アクセル踏み過ぎ/新座
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00010005-saitama-l11

 

うちの母親も以前、スーパーの駐車場でバックで駐車するときにアクセス踏み過ぎて後方の金網を突き破るって事故を起こしたことがありました。

金網の向こうは歩道だったんですけど幸いなことに人はおらず物損事故ですみました。

当時母親は運転歴も10年近く、年齢も40代。今でも元気で車を運転してます。

それでもちょっとしたことでアクセルの踏み込み過ぎで事故が起こってしまうものなんです。

 

自動ブレーキの新車販売台数の搭載率は2015年の時点で45.4%とのことです。

最近の新車は自動ブレーキ装着車が増えているので割合は5割をこえているでしょう。

でも、この自動ブレーキの性能もいろいろあって、歩行者にはほぼ無効なものもあります。

 

そして2017年2月に入ってYahooニュースにいくつかの記事があがりました。

それが自動ブレーキ搭載義務化の動き。

 

自動ブレーキ義務化を検討 国交省、高齢運転の事故対策
2/3付:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000048-asahi-soci

前方の危険を自動車の装置が察知して停止する「自動ブレーキ」の搭載義務化に向け、国土交通省が動き出した。高齢者の事故対策の切り札になるとして、国連の作業部会に国際的な性能基準づくりを提唱。

部会は1月、基準策定に着手する方針を決めた。国交省は国際基準ができ次第、法令を改正し、全新型車への搭載義務づけを目指す。

 

国連、乗用車などの自動ブレーキ国際基準の検討を開始
2/3付http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000026-rps-sci

国連欧州本部(ジュネーブ)で1月23日から27日まで開催された、ブレーキと走行装置に関する専門分科会(GRRF)第83回会合にて、日本の提案により、今後乗用車等の自動ブレーキの国際基準の検討が開始されることとなった。

今後、専門家会議が発足し、国際基準の改正案の検討が行われる予定。国際基準が成立した場合、日本でも有識者会議での審議、パブリックコメント等を経て、同基準を道路運送車両の保安基準として採用していく方針だ。

また、日本が主導して検討を進めてきた自動駐車および自動車線維持を可能とするための国際基準の改正案が合意され、早ければ3月の国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)において成立に向けて審議される予定だ。


前方の危険を自動判断して停止する自動ブレーキの搭載義務化に向けて国交省が動き出しました。

そして国連の性能基準を定めるように提唱することになったようです。

日本で基準を検討して国際基準の改正案の提出、国際基準が決まったら日本の基準として採用していくことになります。

もちろん義務化されてもすべての車に取り付けが義務化されるわけではなく基本的には新車が対象になるでしょうね。

 

2016年の12月に独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が自動ブレーキの性能調査をしたことを記事にしました。

自動ブレーキ比較2016 !各社の予防安全装置の評価や歩行者への安全性は?

[blogcard url=”https://kuruma-daisuki.com/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD%E6%AF%94%E8%BC%832016-%EF%BC%81%E5%90%84%E7%A4%BE%E3%81%AE%E4%BA%88%E9%98%B2%E5%AE%89%E5%85%A8%E8%A3%85%E7%BD%AE%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1-2/”][/blogcard]  

 

自動ブレーキの義務化はいつから?

自動ブレーキの義務化に伴うニュースの中で下記のニュースで義務化についていつから行われるかというのは推察できる記載があります。

現在は2017年、記事中では早ければ2018年中に基準ができるとあるので義務化自体は2019年もしくは2020年からになると思われますね。

それも新車に限っての話になるでしょう。

自動ブレーキ義務化検討=国連で国際基準策定へ―国交省
2/3付:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170203-00000101-jij-pol

乗用車と軽貨物自動車の自動ブレーキについて、国連の作業部会で国際的な性能基準を策定することが決まったと3日、国土交通省が発表した。

 早ければ2018年中にも基準ができるため、同省は国内で販売される新型車に搭載を義務付けるかどうか検討する。

 

 

 

自動ブレーキ標準装備で車両価格があがる?

自動ブレーキをつけると車両価格が上昇するんじゃないの?

って思いますよね。

実際2016年末の自動車事故対策機構の試験で使用された車両の中でトップ性能を示したマツダアクセラで見てみましょう。

 

アクセラセダンで見てみると自動車事故対策機構で試験された性能には下記の装備が必要になるとマツダのホームページに記載されていました。

  • アドバンストスマートシティブレーキサポート
  • スマートブレーキサポート
  • 車線逸脱警報システム
  • バックモニター

アクセラセダンのグレードの中で一番下、アクセラセダン15Cではこの装備をみたしていません。

この3つの装備をつけているグレードはアクセラセダン15Sとなり車両標準価格をみてみると

¥1,760,400と¥1,922,400とその差は16万2000円(税別)

装備の内容を比較するとアドバンストスマートシティブレーキサポートだけの違いではありません。

ステアリングが革張りだったり、フルオートエアコンやスピーカーの数も増えていたりいろいろあるんです。

だから「値段の差=自動ブレーキ」ではないのですが、多少の値上がりがあるのは確かですね。

 

義務化されれば値段も下がるとは思いますが、見た目に拘ってフロントアンダースカート、リアアンダースカート、サイドアンダースカート、リアスポイラーとつけたらそれだけで15万円ぐらいになります。

今ついている装備を減らして安全装備が標準になるなら車両価格はそんなにあがらないかもしれないですね。

 

完全自動運転の実現の前に運転操作や判断ミスの防止や運転疲労の軽減のための装置はどんどん増えてほしいですね。

そして自動ブレーキが義務化され何十年かしたらこんなニュースもなくなるかなw

 

店に車で突っ込み“窃盗” 腕時計など172万円相当
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170130-00000034-ann-soci

 

続報を待ちましょう

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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