富士スピードウェイ(FSW)には1周16コーナー、全長4,563mのコースに多彩な撮影ポイントが点在しています。

この記事は各コーナーの撮影ポイントをまとめたハブ記事です。「どのコーナーで撮ればいいか迷っている」「レンズに合った場所を探している」という方はまずここで全体像を把握してください。各コーナーの詳細(撮影場所・アングル・混雑状況など)は個別の詳細記事にまとめています。

カメラやレンズ選びで迷っている方は「富士スピードウェイで撮る!サーキット撮影に必要なカメラ&レンズの選び方」こちらも参考にどうぞ。

富士スピードウェイで撮る!サーキット撮影に必要なカメラ&レンズの選び方【2026年版】
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富士スピードウェイ 撮影ポイント早見表

コーナーごとのおすすめ度・推奨焦点距離・難易度を一覧にまとめました。初めての方はまずここで行き先を決めましょう。

コーナー おすすめ度 推奨焦点距離
(フルサイズ換算)
難易度 主な特徴
①1コーナー(TGR)、2コーナー ★★☆☆☆ 500mm以上 中級 観戦はいいが撮影には不向き。
②コカ・コーラコーナー ★★★★☆ 300〜500mm以上 中級 スタート直後の団子が正面から狙える人気スポット
③100R ★☆☆☆☆ 撮影不向き 上級 高速すぎて撮影困難。観戦・音楽しむ場所
④アドバンコーナー(ヘアピン) ★★★☆☆ 300〜500mm以上 中級 見晴らし良好だが撮影には距離がかなり遠め
⑤300R ★★★★☆ 200mm以上 初心者 流し撮りポイント。高台から狙える。移動途中に立ち寄りやすい
⑥ダンロップコーナー ★★★★★ 300〜500mm 初〜中級 FSW最高峰の撮影スポット。多彩なアングル
⑦13コーナー ★★★☆☆ 300〜500mm 中級 予選向き。広い視野・移動が難点
⑧GRGTコーナー ★★★★☆ 100〜500mm 初〜中級 複数アングル・順位表あり。トイレなし注意
⑨最終コーナー・メインストレート ★★☆☆☆ 50〜500mm 中級 撮影機会が少ない。表彰式鑑賞向き
⑩パドック・ピット裏 ★★★★★ 〜200mm(寄れる) 初心者 パドックパス・テスト走行時限定。車両に最も近い

初めての富士スピードウェイ|撮影ポイントの選び方

まず撮影に行くならこの2つのコーナー

初めてFSWで撮影するなら、コカ・コーラコーナーダンロップコーナーの2箇所を優先しましょう。どちらも観客エリアが整備されていてトイレも近く、200〜800mmのレンズがあれば十分楽しめます。

持っているレンズ別おすすめコーナー

基本的に車体を低い位置から撮影するのであれば750mm以上の距離が必要。それ以外であればコーナー脇に通路から見下ろす感じでの撮影になるイメージでいましょう。

手持ちレンズ(フルサイズ換算) おすすめコーナー 理由
〜500mm以下 300R・ダンロップ(通路寄り)・GRGT立ち上がり コースとの距離が近く高い場所からなら十分届く
500mm以上 全コーナー対応。コカ・コーラ正面、ダンロップ、GRGT 車体を正面から金網越しに撮影するなら必須

APS-CやMFTセンサーのカメラをお使いの方はクロップ係数が活きるので、実質的に300mmでも800mm相当の画角が得られます。FSWでの撮影においてはセンサーサイズが小さいカメラの有利さが出やすいですね。

エリア別|各コーナーの撮影ポイント詳細

各コーナーの概要を記載しています。撮影場所・アングル・金網の状況などの詳細は各リンク先の詳細記事をご覧ください。

① 1コーナー(TGRコーナー)、2コーナー

  • おすすめ度:★☆☆☆☆
  • 推奨焦点距離:500mm以上
  • 難易度:上級

1.5kmストレートのブレーキングポイントとして迫力は抜群ですが、撮影ポイントとしては難易度が高いコーナーです。

アウト側はランオフエリアが非常に広く、正面に観戦エリアがないため撮影不可。イン側は金網1枚で有利ですが、実質1コーナー立ち上がりの横撮りになり、混戦を写すのは難しいです。スーパーGT・WECの決勝日はアウト側が有料席になる点も注意。

「音と迫力を間近で体感したい」という方には良い場所ですが、撮影メインなら他コーナーを優先しましょう。グランドスタンドからも距離があるため、移動はシャトルバスの利用がおすすめです。

1コーナー内側では脚立などで金網の上から撮影するということができれば近い距離での撮影ができます。2コーナーからコカ・コーラ―コーナーへ下る場面の撮影ができますがかなり距離があります。

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② コカ・コーラコーナー(Bコーナー)

  • おすすめ度:★★★★☆
  • 推奨焦点距離:300mm(スタート時)〜500mm以上(飛び込み正面)
  • 難易度:中級

レーススタート直後の団子状態を正面から狙える、FSWでも特に人気の高い撮影スポットです。スタート1時間前には良いポジションが埋まるため早めの確保が必須。トイレも近くにありオススメ。

コカ・コーラ立ち上がりから100Rへの区間では流し撮りもしやすく、後方からのバックショットも狙えます。2コーナーから下ってくる飛び込みを正面から狙う場合は500mm以上が欲しいところ。カメラマンホールは曇りの日が特に有効です(晴天時は金網の映り込みに注意)。

コーナーの内側に観戦エリアがないため、撮影はすべてアウト側から。

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③ 100R

  • おすすめ度:★☆☆☆☆(撮影)/ ★★★★☆(観戦・音)
  • 推奨焦点距離:撮影不向き
  • 難易度:上級

FSWで最もGがかかると言われる高速コーナーですが、撮影スポットとしてはおすすめできません

コース内側は高低差がほぼなく金網・ウォールがそのまま入ってしまう上、車両の通過速度が速すぎてファインダーに収めるだけで精一杯です。アウト側には観戦席なし。

ただし、エンジン音と迫力を体感する場所としては最高クラス。直後のヘアピンへのブレーキングポイントも近く、レーシングカーの生の迫力を楽しみたい方にはむしろおすすめです。

撮影より観戦を楽しみたいタイミングで訪れてみてください。

④ アドバンコーナー(ヘアピン)

  • おすすめ度:★★★★☆
  • 推奨焦点距離:300mm(通路寄り)〜500mm以上(飛び込み流し)
  • 難易度:中級

グランドスタンド裏から地下道を抜けてすぐアクセスできる人気スポットです。観客席とコースの高低差が大きく見晴らしが良く、オーバーテイクシーンも多く見られます。

ヘアピンへの飛び込みを流し撮りするのが特に魅力的ですが、頂点までの距離があるため500mm以上のレンズが必要になります。内側の通路寄りに移動すれば300mm程度でも金網をよけた撮影が可能。カメラマンホールも活用できます。

なお、アドバン看板のあるヘアピン内側(駐車場側)には観覧席がないため撮影不可です。(最近は有料の激感エリアが設けられておりチケットを買えば撮影も可能)

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⑤ 300R

  • おすすめ度:★★★☆☆
  • 推奨焦点距離:300mm(広角も面白い)
  • 難易度:初心者

初心者でも気軽に楽しめる高速コーナーです。ヘアピン立ち上がりからの加速シーン・並走シーンを高い位置から狙えます。コースとの距離も近く、300mmあれば十分。広角レンズでの流し撮りにも面白い場所です。

ただし撮れる構図の幅が狭いため、長時間滞在するよりもヘアピンからダンロップコーナーへの移動途中に立ち寄るくらいの感覚が◎。アウト側には観覧席がないため撮影はイン側のみです。

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⑥ ダンロップコーナー

  • おすすめ度:★★★★★
  • 推奨焦点距離:300〜500mm(イン側)
  • 難易度:初〜中級

FSW屈指の撮影スポット。コース内側の土手から低速コーナーを見下ろす構図が撮りやすく、飛び込み・頂点・立ち上がりをはじめ、シケイン〜13コーナー直前まで広い範囲を一箇所でカバーできます。

車体の正面・横・背後とアングルの選択肢も豊富で、オーバーテイク・接触・スピンといったアクシデントも多発するコーナー。富士山バックの写真も狙えます。トイレ・自販機が近くにあるのも嬉しいポイントです。

アウト側は距離が遠く金網もあるため、晴天時は撮影しにくい。基本的にはイン側(土手)での差釣りが最強です。グランドスタンドからもっとも遠く順位やレースの状況把握がしにくい点はご注意を。

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⑦ 13コーナー

  • おすすめ度:★★★☆☆
  • 推奨焦点距離:300〜500mm
  • 難易度:中級

ダンロップコーナーから上る途中にあるコーナー。イン側の通路はコースより低い位置になりガードレールが邪魔になるため、撮影はアウト側がメインになります。

アウト側の高台からはダンロップ飛び込み〜13コーナー〜レクサスコーナー飛び込みまで広い視野を確保でき、見下ろし構図で独特の写真が撮れます。コーナーとコーナーの中間地点では車を正面から捉えることも可能。

撮影場所への移動はサーキット内シャトルバスの利用が便利。しかし他コーナーへの移動には時間がかかるため、予選日に腰を据えて撮るのに向いています。

▶ 13コーナーの詳細記事(作成中)

⑧ GR GTコーナー(プリウス・レクサスコーナー)編

  • おすすめ度:★★★★☆
  • 推奨焦点距離:300〜500mm(場所により200mm台でも可)
  • 難易度:初〜中級

撮影・観戦ともに人気の高いコーナーです。アウト側に複数の撮影ポイントがあり、カメラマンホールからの正面ショット・サービスロードからのバックショット・立ち上がりの近距離撮影と多彩なアングルを楽しめます。

近くに順位表があり、トップ争いを把握しながら撮影できるのも使いやすいポイント。立ち上がりはコースとの距離が近く、短めの望遠でも対応できます。

欠点はトイレがないこと。スーパーGT開催時は仮設トイレが2つ設置されますが、それ以外のレースではヘアピンやダンロップまで移動する必要があります。

富士スピードウェイはネーミングライツによりコーナー名が頻繁に変わります。GR GTコーナー(ターン14)の名称変更の歴史は以下のとおりです。

期間 名称
2005年〜2008年 ネッツコーナー
2009年〜2016年 プリウスコーナー
2017年〜2018年 レクサスコーナー
2019年〜2025年 GRスープラコーナー
2025年〜現在 GR GTコーナー

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⑨ 最終コーナー・メインストレート

  • おすすめ度:★★☆☆☆
  • 推奨焦点距離:50〜500mm
  • 難易度:中級

最終コーナーはコースとの高低差がほぼなく、カメラマンホールからの撮影のみが主な手段になります。ストレートへ向かうバックショットが基本構図で、撮影チャンスの少ない場所です。スーパーGTのローリングスタート前のバックショットを狙ってから13コーナーへ急ぐ、という使い方が現実的です。移動手段は13コーナーと同じになります。

メインストレート(グランドスタンド)は座席からの撮影が基本で、通路での撮影は現在不可。時速200km以上を1/100秒以下の遅めのシャッターで流し撮りする場所ですが、スーパーGT・WEC決勝日は有料席エリアが多く撮影場所も限られます。表彰台の撮影は500mmほど必要だけど座席指定のため撮影メインの人には厳しい状況です。

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その他の撮影ポイント|パドック・ピット裏エリア

パドック内(パドックパス・テスト走行時限定)

パドックパスの取得やテスト走行イベントなど、特定の条件で入場できるピット裏エリアでも撮影が楽しめます。通常の観戦エリアとは異なり、車両やメカニックに近い距離での撮影が可能なのが最大の魅力です。

レーシングカーの細部やピット作業の様子など、スタンドからでは撮れないカットを狙えます。入場できる機会は限られますが、チャンスがあればぜひ活用してみてください。

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富士スピードウェイ(FSW) 観戦・撮影スポット パドック編 富士スピードウェイのプレミアムチケットであるパドックパス。 このパドックパスを持つものだけが入ることができるパドックエリア...

 

よくある質問(FAQ)

FSWで撮影するのに三脚・一脚は必要ですか?

500mm以上の超望遠レンズを使う場合は一脚(モノポッド)をおすすめします。手持ちでも撮れますが、長時間の撮影では疲労が蓄積します。三脚は観客の邪魔になりやすいため、サーキットでは一脚のほうが使いやすいです。

撮影に適した天候はありますか?

曇りの日が撮影には向いています。晴天時はカメラマンホール周辺の金網が写り込みやすく、光の向きによってはコントラストが強くなりすぎることがあります。富士山バックの写真を狙うなら晴天の午前中がベストです。

各コーナー間の移動手段は?

1コーナー・コカ・コーラコーナー方面へはシャトルバスが便利です。ヘアピン〜ダンロップ間は徒歩でも移動できますが、アップダウンがあるため歩きやすい靴を用意しましょう。レース中は移動でコースを外れる時間がもったいないので、撮影コーナーは事前に絞り込んでおくのがおすすめです。

脚立は持ち込めますか?

イベントによりルールが異なります。持ち込む場合は事前にFSWの公式サイトや各イベントの観戦ガイドで持込ルールを確認してください。

まとめ|富士スピードウェイ撮影ポイントの選び方

富士スピードウェイの撮影ポイントを全コーナー分まとめました。ポイントをおさらいします。

  • 初心者・短い望遠レンズなら → 300R・ダンロップ(通路寄り)・レクサス立ち上がり
  • スタートシーンを狙いたいなら → コカ・コーラコーナー(1時間前確保必須)
  • 多彩なアングルを楽しみたいなら → ダンロップコーナー(FSW最強スポット)
  • 予選でじっくり撮りたいなら → 13コーナー・ダンロップコーナー
  • 音と迫力を楽しみたいなら → 100R・1コーナー内側

各コーナーの撮影場所の詳細・アングル・混雑情報は詳細記事でまとめていますので、気になるコーナーのリンクからチェックしてみてください。