軽自動車を購入する際、何も考えずにカーショップに行っては良い買い物はできません。営業マンのすすめるままに購入してしまっては、後で後悔する羽目になります。そのため、軽自動車を購入するには事前に色々と考え、準備をしなくてはいけません。今回は軽自動車を購入するまでの一連の流れを説明します。
購入前に新車か中古車かを決める
軽自動車を購入する流れで一番最初に考えることは、新車か中古車のどちらを購入するかということです。
それを決めるには購入後にどれくらいの頻度で、どのような使用の仕方をするかにかかっています。
「自分の車を持つのが夢だったから、購入するのはもちろん最新モデルのきれいな車」という方もいれば「車やドライブはそれほど趣味じゃないけど、毎日の通勤に必要だから」という方もいます。
自分の軽自動車の使用用途を想定すると、新車と中古車のどちらを選んだらいいか決めやすくなります。ここで中古車を選んだ方は、注意することがあります。
ご存知のように自動車にはナンバー登録がされています。
新車はまだ一度も走っていないために、購入者が決まるまでナンバー登録はされていません。
それに対し中古車はすでに以前乗っていた方のナンバー登録がされています。
つまり中古車の定義は「一度でもナンバー登録をされた車」ということになります。
中古車は厳密にいうとさらに3種類に分けられます。
中古車、そして新古車、未使用車です。
中古車はすでにある程度の走行距離がある車、新古車はナンバー登録はされているものの、展示や試乗で使用された程度、未使用車は文字どおり未使用ながらナンバー登録されているもの、という意味がそれぞれあります。
新古車や未使用車は中古車扱いなので、新車よりは若干値段は落ちますが、新車とほとんど変わりはありません。
よってこの2種類の中古車を購入するくらいなら思いきって新車を購入した方が良いです。
また純粋な中古車も3年ほどの使用から、10年以上の使用までさまざまです。
使用3年ほどの中古車はそれほど値段が安いわけではないので、「必要にかられて仕方なく車を購入。見た目の傷、へこみも気にしない」という方だったら使用10年ほどの中古車の購入がおすすめです。
軽自動車を購入する際の流れを見てみよう
次に決めることは、軽自動車の車種選びです。
各種パンフレットを取り寄せたりネットで見たりして、どのメーカーでどんな色のボディがいいか、自分好みの軽自動車を決めます。
欲しい車が決まったらいよいよ販売店へ行き購入の手続きをします。
入店したら店員に購入希望の軽自動車を指定して契約です。
大事なのは契約の前に値引き交渉をすることです。
軽自動車は普通車に比べたら低価格なので、大きな値引きの可能性は低いです。
しかし車の購入は数百円、数千円ではない大きな金額の動く買い物なので、販売店側もお客が値引き交渉をすることに慣れています。
値引き交渉が前提となっていて、多少値引きが許されるのが自動車業界の特徴なのです。
しかし前提とはいえまったく値引き交渉に応じない店も一部ではありますが、それでも契約前に値引きの交渉はしてみましょう。
その後、実際に契約となり書類に必要事項を記入して契約は成立し、納車という流れになります。
納車の期間は店によって色々ですが、中古車の場合は1〜2週間が平均といわれています。契約から早くて1週間後に自分の軽自動車と対面できるのです。
軽自動車を購入する際の必要書類とは?
軽自動車購入の契約では、事前に必要書類などを用意しなければいけません。
自分で用意するものは住民票と印鑑です。
住民票は直近3カ月以内に交付されたもの、印鑑は認印でも可ですがシャチハタ、三文判は不可な販売店もあります。
販売店側が用意してくれるのは自動車検査証(車検証)、自賠責保険証、委任状です。
車検証は任意保険の加入時に必要な情報が記載されているので、販売店にコピーしてもらうのがおすすめです。
しかし軽自動車購入の際、契約時に車庫証明は基本的に必要ありません。
ただし、住んでいる地域によっては必要になるところもあるので、事前に確認することが大事です。
購入時の支払いは現金とカード払いがありますが、カーローンを希望する場合は、身分証明書が必要になります。
身分証明書は免許証、健康保険証、パスポートなどが有効になります。
また収入を証明する源泉徴収票、確定申告書、納税証明書、口座引き落としのための銀行の届け印が必要です。
軽自動車の購入の流れは把握しておいて損はない!
軽自動車の購入は、大きな買い物なのでそれなりの手間がかかります。そのため何が必要であるかを事前に確認し準備をすることが大切です。
購入時にどのようなことをすればいいのか事前に把握していれば実際の契約時に、スムーズに契約をすることができます。
また新車か中古車のどちらを購入するか、あるいは中古車の場合はどれくらい古くても大丈夫なのか、ということも決める必要があります。
手間がかかる一連の準備、手続きですが購入前にどんな色の車を買おうか、などと選んでいる時間は楽しいひとときではあります。楽しみながら軽自動車選びをしましょう。